近藤内科病院
  近藤彰院長  

     

院長
近藤 彰
 

ごあいさつ

 
地域包括ケアシステムにおける
  ホスピス緩和ケアの点から面へ展開


 医療法人若葉会は2015年は病院開設32年目そしてホスピス緩和ケア病棟は13年になりました。この度、超高齢化社会の2030年にむけての病院の方針を明らかにし、病院の体制を整えることにいたしました。
 わが国は人類の経験したことのない超高齢化社会を迎えており、医療環境は大きく変化し始めており、厚生労働省は地域包括ケアシステムを押し進めています。一方、山中教授のiPS細胞による再生医療は大きく発展し、それにより医学の限界は大きく広がることで従来治療できなかった難病が治療可能になるとともに、高齢者の心身機能は大きく改善する時代が到来すると思われます。今春、私は京都での第29回日本医学会総会に出席しました。山中伸弥先生の講演それに続く再生医療のシンポジュウムを拝聴し、この10年から20年で上記のごとく医学は大きく進歩すると確信しました。再生医療CiRAの展示ブースではiPS研究所の若い研究員の先生がiPS細胞を実際に顕微鏡で見せてくれました。40年前、私は、筋ジストロフィー症の原因がミオグロビンの異常によるという仮説を提唱した恩師三好和夫先生のもとでミオグロビンのラジオイムノアッセイの確立に取り組みました。しかし、筋ジストロフィー症はミオグロビン異常が原因ではなく、1987年クンケルにより筋細胞の膜の構造タンパクであるジストロフィン蛋白の欠損であることが明らかにされました。原因は分かりましたがこの28年間筋ジストロフィー症の治療は進歩しておりませんでした。そこで研究員の先生に筋ジストロフィー症に対する再生医療の治療はもう始まりますかと質問しましたところ、iPSの筋肉シートによる治療が近々始まるとのこと、私は何とも言えない感慨に浸ると共に、筋膜シートによる筋ジストロフィー症の治療が成功すれば、その次は高齢者のサルコペニア(筋肉の萎縮による筋力低下)に対して使用されることで、多くの人々のADL向上につながる再生医療は画期的な技術と思いました。再生治療の現場ではCDRが合言葉でした。CDRはC=CELL、D=DRUGS、R=RIHABIRITATIONの略で、医学会総会では珍しく本学会では4つものリハビリテーションのシンポジュームがあり、内容は大変おもしろく参考になりました。
 医療法人若葉会は超高齢化社会の2030年に向けて、緩和ケア病棟を核に一般病棟・地域包括病棟を整備し、がんの様々な病期の患者さんはもちろん非がん患者さんなどを幅広く受け入れ在宅復帰の援助をいたします。また退院後はグループホーム・デイサービス・デイケア、居宅介護事業所、往診・訪問看護・介護・リハビリを整備すると共に、地域のクリニックの先生方と連携を密にして患者さんが住み慣れた家で過ごされるよう質の高い医療・介護で支えます。
 2030年に向けての病院の方針は、以上述べました地域包括ケアシステムの中で、私どもが長年培ってきた緩和ケアとがんリハビリテーションをツールにして、今までの点(緩和ケア病棟)から面(徳島市と小松島市周辺の地域)に緩和ケアを広げる活動をして地域医療に貢献してまいります。まず今夏その一歩として「徳島がんリハビリテーションネットワーク研究会」を立ち上げます。

平成27年5

 

 

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